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議会報告
 
平成15年第4回定例会(第15号) プリントアウト
秋元ゆきひさ:質問

余り時間がありませんので、早速質問に入りたいと思いますけれども、三つ質問させていただきますけれども、最後の外郭団体への民間人の登用については、時間がなかったら次回に、別の場面にしたいと思います。

一番目は、各種審議会の報酬・費用弁償等についてということで質問させていただきたいんですけれども、これは、私はいろいろ調査係にもお願いして調べたり、資料をいただいたりしてわかったことなんですけれども、各種審議会においては、費用弁償については、費用弁償と交通費を別途支給して、きちっとそこを整理して、費用弁償には源泉徴収という所得税法上の規定に基づいて、第二百三条と第百八十三条に基づいて徴収していると。一部少額であったり、一年に一回とか二回、これは港区社会福祉協議会の場合ですけれども、低額の場合には源泉を徴収していないという事実もあるようですが、それはそれとして、一部では費用弁償だけ支払われて、交通費が支払われていないというものもありますので、各種審議会においても一定の線引きをして、あるいは整理をして、きちんと源泉徴収するものはするべきじゃないかと。これは確認の意味も含めてお伺いしておきたい。

それに付随して、流れとしては出てくるんですが、議員の費用弁償についての質問なんですが、今、議会検討委員会の中でもこの問題は議論されていまして、六千円が適当なのか、三千円なのか、実費弁償なのか。さまざまな各会派の議論が今されておりまして、まだ結論が出ていないところなんですけれども、ただ、現状、私どもこうやって議会に出てくれば、実際六千円という費用弁償がついていると。こういう事実がありますので、現状において、やはり各審議会等に準じて、費用弁償というのであれば課税されるべきではないかというふうに思って、その点について質問いたします。

所得税法上の第五条第一項では納税義務、これは居住者は納税をしなさいと。さらに第七条の第一項第一号では、課税所得の範囲ということで、非居住者以外の居住者のすべての所得に課税しなさいと。さらに第九条第一項の第四号及び第五号では、非課税所得について規定しているわけです。これが後で問題になるんだろうと思うんですけれども、ちょっと長いんですけれども、これを読んでおかないと、後で根拠がわからない部分が出てきてしまいますので、「給与所得を有する者が勤務する場所を離れてその職務を遂行するため旅行をし、若しくは転任に伴う転居のための旅行をした場合又は就職若しくは退職をした者若しくは死亡による退職をした者の遺族がこれらに伴う転居のための旅行をした場合に、その旅行に必要な支出に充てるため支給される金品で、その旅行について通常必要であると認められるもの」というふうな規定があるんですが、さらに、これの第二十八条第一項では、給与所得は何かというのが規定されているわけですね。

さらに給与所得の規定に対して、第百八十三条では源泉徴収、要するに給与所得に対する源泉徴収義務の範囲というのをまた規定しているわけですね。これは第百八十三条で源泉徴収義務、給与所得ですよ。要するにこれは毎月定額でほぼ年度予定される所得ということですね。

第二十条の一では、さらに不特定所得、要するに定期ではない所得ですね。例えば原稿だとか、作曲だとか、著作権、デザイン、講演料、その他不定期な就労にあたって不定期に得た収入ということになるんだろうと思いますが、いずれにしても、それらの所得に対して課税されるわけなんですが、今度は、地方自治法上の規定の二百三条において、報酬及び費用弁償、ここでやっと出てくるわけなんですが、及び期末手当については、報酬の規定を設けて、費用弁償の支出の規則も設けなさいというふうにあるんですが、港区では当然、港区議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の第七条でその規定がされている。

さらに、ここで問題なんですが、金額に関しては、これは条例で定めるということなんですが、所得税法上の取り扱い通達の基本通達の九の五では、非課税所得の関係というところで、社会通念上、議員に払われる費用弁償については課税をしなくてもいいですよというふうに思われる文章があるんですが、ここで読んでいると時間がないんですけれども、ただ、そこには今申し上げましたように、「社会通念上」という規定があるんですね。ですから、翻って、このことが、先ほど私が読みました第九条第一項の第四号と第五号の給与所得を有する者がということの範囲の中に、金額的に日額六千円というものが源泉徴収を免れるのか免れないのかというと、今日の、言葉を繰り返しますけれども、社会通念上ということからして、これが交通費、いわゆる日額旅費という概念でくくられて非課税が免れるのか。あるいは今検討委員会でも議論になっていますけれども、単純に金額そのものが区民の方からご理解をいただけるものかどうなのかという議論もあろうかと思います。

したがって、限りなく実費弁償になるべきだというふうに私は思っておりますけれども、今の現状で六千円が支給されるというのであれば、これは源泉徴収を伴う課税をされてもやむを得ない。あるいはそういった方向にこれは検討していくべきじゃないかということで、区長はどのようにお考えなのか。これは本当は議長にもということでもあるんですけれども、課税権ということですので、区長にお尋ねをするところです。

二番目の質問は、これは飯倉小学校の山形交流会における区長の発言の真意についてということで質問をさせていただくんですが、これも今定例会ではさまざまな議論を巻き起こしているところなんですが、私としては、この問題が単に生徒の数と経費の問題ということで一部議論されている部分もあるということは本当に残念だなと。飯倉小学校にやむを得ず学校を変更しなければならなかったという事情というものを深く重く受けとめなければいけないのかなというふうに思うんですが、そちらのほうの議論になりますと、時間が幾らあっても足りませんので、ここでは先ほども申し上げましたように、山形交流会における区長の発言の真意、三十一年間、途中とまったこともあったようですが、三十一年間続いたという山形交流会。

これは十一月五日にメルパルクホールで行われたんですが、ここで区長は、飯倉小学校の関係者、あるいは山形の舟形町の教育委員長もいらしていたかに思いますが、さらに学校関係者、PTAの方々がいらっしゃる中で、こういうふうな歓迎の言葉を申し上げたわけです。全文は引用しませんけれども、私もその場にいた限りにおいて、「山形交流会が末永く続くことを願っています」というあいさつをされたと。これは十一月の五日で、私はそれを聞いて、本当に耳を疑ったんですが、その翌日か、あるいはその翌日かあれなんですが、教育委員会のほうに二十一日に区民文教常任委員会があるから、その場で区長の発言の真意を確認したいので、文書でそれについての区長の見解を確認してくれということで、文書をいただきました。

それがここにあるんですが、「毎日たくさんの場であいさつをしているので、飯倉小学校と山形舟形町交流会の際にそのようなあいさつをしたかは正確には記憶しておりません。長い年月にわたり培われた皆様方の努力に敬意を表したものです」。ただ、私、これも納得できないということで再度確認してもらって、幾つか文書はあるんですが、いずれも同じような文章で、一部内容が変わったものだけご紹介しますけれども、「毎日たくさんの場であいさつしているので、飯倉小学校と山形舟形町との交流会に際して、そのようにあいさつしたかは正確には記憶しておりませんが、私の気持ちとしては、長い年月にわたり培われた皆様方のご努力に敬意を表してお話ししました」と。再度確認したという部分のところがあるんですが、「当日そのようにあいさつしたかどうか本当に記憶していません。また、その後に他の来賓が区長のあいさつはおかしいと指摘したことも記憶にありません。私はこの日に限らず、日ごろから多くの区民の皆様の努力に敬意を表してあいさつをしております」。

これが総じてどういうことかというのは、私、なぜこんなことを問題にするかというと、区長は、教育委員会から今回の飯倉小学校の廃校の問題については、るる報告を当然受けていたと思うんですね。それ以前に区長のところにも要望書があったり、直接区民の方が区長に面会を申し込まれて、何とか廃校にしないでくれというお話もあった。しかも、この時期、教育委員会での廃校の決定もされようかという時期に、こういったことを、区長がですよ、区長の立場として、単なるどこかの新年会だとか忘年会だとか、あるいは周年行事で区長お得意の紙を読み上げてとうとうとつまらない話をされるような状況の中での会じゃないわけですよ。飯倉小学校のあす廃校になるかもしれないという関係者がそこに集まって、なおかつ舟形町の方々もいらして、舟形町の学校関係者の方も今回の廃校に際しては署名運動もなさっていただいて協力していただいている。そういう方々が集まっている。そういう時期にあいさつの中で、私は本当に神経疑いましたけれども、末永く続くことを願っているというのは、一体、行政の長として、区長として、そういうことがどういう気持ちから言えるのかな。

それともう一つ言わせていただければ、さっき言いましたけれども、この問題に関して、他の来賓が区長のあいさつをおかしいと指摘した記憶もありませんと言うけど、あなたすぐ帰っちゃったじゃないですか、自分だけあいさつして。毎年そうなんですが、参加した区民の方にもマイクを回すんですよね。私も回させていただきました。ちょうど始まって、あのとき選挙もありましたから、民主党の方は早々帰られるというので、たしか二、三十分して区民の方にマイクを回していただいた。私、言いましたよ、「うちの区長がこんなに軽い男だとは思わなかった」と。前からあなたのことは、それは私は余り評価していませんでしたけれども、幾ら何でも、先ほども言った理由が、何遍も言っていると、私、余り時間がありませんからやめますけれども、置かれている状況とあなたの立場とを考えたらば、「末永く」というような言葉がどうやったら出てくるのか、本当に信じられないですね。

あなたがそういう発言をしたのは五日ですよ。私はその後の週に教育委員会に確認してくれと言っているわけですよ。仮に二十一日の教育委員会だって二週間しかないじゃないですか。それで記憶にありませんとか、ほかのところでいろいろあいさつしているから覚えていませんって、さっきも言いましたけれども、そんなほかのところで通常あいさつしていることとあいさつの重さ、私がとっさにその場で思ったのは、何遍も言うようですけれども、その方たちが、政策的にいい悪いとか、政策判断がどうこうと言っているんじゃないですよ。少なくともその場で、そこにいる人たちは何とか廃校にしないで欲しい。一年でも飯倉小学校を存続させてほしいという思い、願いで集まっている人だけなんですよ。その人たちが末永くと思っている言葉の、たった五つの文字だけど、その重さと、あなたがいかにもニタニタして、にこにこしながら、「末永くこの会が続くことを祈っています」ということの比重の余りにも落差、そのことにあなたは少し思いを寄せるべきじゃないですか。

あなたに人間的な、あるいはそこに集まった人たちへの感情的な気持ちの配慮というものがあるんだったらば、そういう言葉は言うべきじゃなかったし、あるいは行政の長として、あなたが廃校だという判断をもしご自身の中にあるのであれば、それはそれとしての発言があったとしても、それはしかるべきだと思いますよ。そのことまで批判しようとは思わない。だけど、あなたがそこで一見その人たちを思いやっているがごとく迎合して、末永くと言ったことに対しての責任というものはとっても重いと思いますよ。そのことについて、私は答弁をしていただきたいと思います。

だからというわけではありませんが、三番目は時間がなくなったので、樋渡議員のあしたの質問もありますのでやめますけれども、来年六月の区長選に対しては、私どもの会派としても、きちんと政策で議論、あるいは政策で対峙できるような区長候補というものを、できるかどうか、結果はわかりませんけれども、探していかなければならないのかなというふうに今思い至っているということは申し添えて、質問を終わります。

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港区区長(原田敬美):答弁

ただいまのオンブズマンみなと・一票の会を代表しての秋元ゆきひさ議員のご質問に順次お答えいたします。

最初に、各種審議会の報酬・費用弁償等についてのお尋ねです。
まず、各種審議会の報酬・費用弁償等の整理についてです。ご指摘のとおり、審議会等の報酬・費用弁償等のうち、交通費支給について、さまざまな経緯などから統一的な処理がなされていないものがあります。今後、費用弁償の考え方を整理した上で適正な対応をしてまいります。

次に、議員の費用弁償に対する課税についてのお尋ねです。
議員の皆さんに対する費用弁償につきましては、「港区議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例」に基づき、日額旅費として六千円を支給しています。この費用弁償につきましては、所得税取扱通達、基本通達九の五に基づき旅費として支給される金品の性格から、課税しなくて差し支えないと規定されています。したがいまして、源泉徴収の対象ではないと判断してまいりました。

特別区においては、すべての区において費用弁償として一律の支給がされています。しかしながら、最近、一部の区において費用弁償の一律支給を見直し、支給の根拠をより具体的、明確にし、合理性のある実費弁償に近づける動きがあります。港区議会においても、費用弁償のあり方についての検討が続けられていると理解をしております。区といたしましては、区議会での検討結果を踏まえ、所轄の税務署と協議し、今後とも適切に対処してまいります。

したがいまして、現時点での源泉徴収につきましては、慎重に対応してまいります。

最後に、飯倉小学校の山形交流会における私の発言の真意についてのお尋ねです。当日、「交流会が末永く続くことを願っています」旨のあいさつをいたしました。私といたしましては、交流会で長い年月にわたり培われた関係者の皆様方のご努力に敬意を表わすことが、その場にふさわしいあいさつと考え、お話しをさせていただいた、ということが真意です。

よろしくご理解のほどお願いいたします。

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秋元ゆきひさ
自席からにしますけれども、今の区長答弁の議員各位の反応を区長もお感じ取っていただきたいなというふうに思いますし、この問題は、また、議案が今どういう状況かわかりませんけれども、所管の委員会で適宜、適時に取り上げていきたいと思っております。質問を終わります。
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