

会期: 平成18年2月23日~3月17日
ご存じのように、昨年、社会的に全国的に問題になりましたアスベストの問題ということで、港区もその時点では、早期に区有施設を点検しようということで予算化しまして、256施設を調査したと。そのうち、現在3施設を除いて50施設に吹き付け材が発見されたと。さらにそのうち9施設にアスベストが含まれていたという事実が判明したと。
簡単に時系列的に申し上げますと、9月、10月にかけて業者が50施設を目視調査したと。さらにその目視調査の報告が10月21日にされたと。その後、その50施設についてサンプリングをする、あるいは空気中の粉じん濃度の調査をするという過程を経まして、それらが10月9日から12月にかけて調査がされて、それぞれの結果が、いわゆる受託会社からの分析結果が1月16日に報告されたと。これは後でも触れますけれども、赤坂中学校だけは12月27日にファックスで報告されたものが28日に、これは早期に対応しようということで赤坂中学校については昨年中に対応がとられたと。これはこれで評価されるだろうと思いますけれども、いずれにしても、こういった時間的系列。要するに9月、10月の目視調査から、結果の速報が今年の1月16日まで待たなければ出なかったというのもどうなのかなと。
といいいますのは、10月から12月にかけて、ほとんどの施設は10月内に行われて、大体2週間、早いもので1週間から2週間程度のうちに、施設課のほうにファックスで粉じん濃度測定の結果という上がってきているんですね。これはヒアリングしたことですけれども、そうすると、そのファックスというのは10月から12月にかけて、昨年中にかなりの施設のものは結果として上がってきていると。その時点で「安全です」という判断してしまったということで、結果的に1月16日、中間報告のまとめが出るまで何ら対応がとられなかったというのも一つ問題なのですが、少なくとも、もう一つの視点として、1月16日に施設課から分析結果報告が出て、その後、17日にアスベスト対策会議が開かれている。これは課長級の会議ということで、施設課、子育て推進課をはじめ学務課も担当の課長が出席している。翌日にはアスベスト対策連絡会議ということで助役、あるいは部長級も出ていると。いずれにしましても、その後、1月20日には区民文教常任委員会に報告され、23日には保健福祉常任委員会にも報告されたということの中で、私も安全ということについては、報告を受けた一人として、じくじくたる思いがあるんですが、結果、私も信じた部分については大変反省しているんですが、2月10日に青山児童館に確認しに行ったところ、そんな安心だと言えるような状態じゃないということで早急に、その翌週月曜日に、高島部長、並びに子育て推進課長にそのことを報告しまして、行っていただいて対応をとっていただいた。即その日に、一階、二階、三階のトイレを封鎖したということです。
その後はご存じのとおりのことかと思うんですが、少なくとも年内に一定の結論が係長経由で課長に渡っていたと。しかも。その後、アスベスト対策会議もあり、アスベスト対策連絡会議もあり、教育委員会は教育委員会としての所管の施設に対してはそういう意味の対応をとったということも含めて考えていくと、もっと早い時点に、2月13日にトイレ等を含めて、あるいは新橋の児童館もそうですが、避難階段を今使っているようですけれども、他の施設も含めて早い対応がとれなかったのか。要するに早い対応をとろうと思う節目節目の時点が、こうやって探していくと幾つもあるんですね。
実際にアスベスト対策連絡会議の中で何がというと、話が前後しますけれども、18日に開かれた中身においては、議会対応として、要するに報告書が出た、アスベストが発見された。それをどういうふうに報告するか。要するに報告の仕方、いわゆる手続き論ですね。じゃ、18年度の予算で措置しましょう。でも実際には、その日そういう会議をしている時点、あるいは報告書がファックスで流れている時点にも、多くの児童館に、少なくとも青山児童館、朝日児童館、新橋児童館に多くの子どもたちが、あるいは高齢者の方も含めて通っているというところに思いが至っていれば、それぞれの所管課の担当は、自分の施設は自分の施設で一遍確認しに行こう。安全性というものをチェックしに行こう。なぜそれがされなかったのかな。
そういう意味では、質問に触れていくわけですけれども、組織上の構造上の問題、それからもう一つは、一人ひとりの職員の方々が、さっき言ったような意味合いで自分の所管する、預かっている施設、子ども、高齢者、確認しに行こう。だれもそういうことに言及した方がいないという意識の問題ですね。何のために調査をしているのか。だれのためにこういう早目に調査をして、わざわざファックスでその時点で送ってくださいよという作業をしながら、そのことに思い至らなかったのかなというのがとても残念です。
結果的に言えば、青山児童館で13日にそういう措置をとるという行為が、重ねて申し上げるようですけれども、昨年のうちにとろうと思えばとれた措置ですし、おそらく16日報告書が出て、その後の18日のアスベスト対策連絡会議を経て、その時点でもとれたはずですね。そのことをして区民文教常任委員会、保健福祉常任委員会に報告されたということであれば、万全だったのかな。
そして、私自身も20日に聞いて、児童館に見に行ったのが、先ほども言いました10日の金曜日ですから、これは区民文教常任委員会でもわびましたけれども、自分の子どもと彼の多くの同級生、そして多くの児童たちの顔が、迎えに行ったり送りに行ったりということもありますので浮かびますけれども、本当に心からこの場をかりて、また改めておわびを申し上げなければならない。本当にごめんなさい。
それで質問ですが、いわゆる組織改革、構造改革というものを、ぜひ支所改革の中で機能、安全・安心、危機管理という点で考えていただきたいというのが一点です。
ただいまのオンブズマンみなと・一票の会を代表しての秋元ゆきひさ議員のご質問に、順次お答えいたします。
最初に、区有施設アスベスト調査とその後の対応についてのお尋ねです。
まず、縦割り行政に対する問題についてのお尋ねです。私が推し進める区役所・支所改革においては、区民の皆さんが地域で抱える様々な課題に対し、複数の部門が区民の視点に立ち、総合的に取り組むことで、区民の皆さんに満足していただくことのできる解決が図られる体制をとるよう、職員を指導してまいりました。
引き続き職員の先頭に立って、改めて職員に総合支所、本庁いずれにおいても最初に区民からのご要望やご相談を受けた部署が、そのことを持つ意味をきちんと把握し、責任を持って関係部署に取次ぎ、サービス完了まで区民と接するという区役所・支所改革の「しくみ」の徹底を図ってまいります。
そして、二番目は、先ほども申し上げましたけれども、何のために、だれのための調査だったのかということにおいて、ぜひ職員一人ひとりの意識改革も図っていただきたいとうことですね。
次に、具体的な安全管理の行動がとられていないことについてのお尋ねです。
このたびの区有施設のアスベスト調査は、区民の皆さんの安全確保、不安解消のために緊急に行っているものですが、中間報告を受けた際などに、利用者の安全に責任を持つべき各所管課が直ちに現場状況の確認に動かなかったなど、反省すべき点があります。
区は現在、アスベストによる環境汚染、健康不安等の諸問題に対して、アスベスト対策連絡会議を設置し、関係部門が連携して対策を進めております。今後、この趣旨を徹底し、アスベスト対策連絡会議を設置し、関係部門が連携して対策を進めております。今後、この趣旨を徹底し、アスベスト対策に係る庁内各所管課の連携の一層の強化、関係職員への周知徹底などを通じ、責任を持って迅速かつ適切な安全管理に努めてまいります。
そして、三番目は、これは現場での問題になるんですけれども、アスベストの早期の撤去、これは平成18年度の予算を待ってということではなく、前倒しをして行っていただきたい。あるいは当然その間、トイレの設置とか、じゃ、その間の児童館機能をどうするのかということを含めて言えば、どこで、どういう形でということについても具体的に検討していただきたいと思います。今年度、保健福祉部だけでも不用額が20億円程度出るというようなことも伺っておりますので、ぜひそいういった予算の流用、運用の中で早期に対応していただきたいと思います。
次に、青山児童館の具体的な対応についてのお尋ねです。
児童館のアスベスト撤去工事については、可能な限り早期に実施します。工事期間中は、児童館を閉鎖する必要があるため、代替の施設を確保し、学童クラブ事業等を実施する予定です。
なお、現在一部のトイレを閉鎖しているため、緊急対応として仮設トイレを設置しております。また、アスベスト撤去工事に着手するまでの間は、定期的にアスベスト空気中粉じん濃度の測定を行うなど、児童の安全面に細心の注意を払い、施設運営に努めてまいります。
それともう一つは、こういう調査報告を出してきた環境リサーチ、これは入札が10社で行われて、実に3308万円から3670万円の間に10社が張りついているという非常に、それだけの金額を使って調査をした上で、報告された報告書を見ますと、「安定的状態で安全です」という報告をしているという。この調査会社の問題はないのか。この点についてもどのようにお考えか伺いたいと思います。
最後に、委託業者の責任についてのお尋ねです。
ご指摘のとおり、現場における吹き付けアスベストの状態と、受託会社の中間報告の内容とが一部異なっていました。その原因の解明、再発防止策について報告を求めるとともに、今後このようなことのないよう責任者に対し厳重注意を行います。また、アスベストが確認された施設について、吹き付け材の劣化の状態など、職員立会いのもと、再度必要な調査を行わせ、正確な調査結果を提出されます。
よろしくご理解のほどお願いいたします。
あと教育委員会のほう、学校選択希望制を導入して2年目ということで、1年目は30人の枠ということで、その中にといいますか、別に指定校変更制度という制度がありました。したがって、30人というのは純然と学区域外から学校選択希望制に沿って申し込まれた方が、その中にある程度指定校変更で入った方もいますけれども、おおむね30人という枠の中で皆さんが入れた。これは一部の、例えば赤羽小学校、白金小学校、青南小学校、ほかのところは当然30人の枠より低い中ですから入れて、このこと自体が、また、学校選択希望制とどういうふうにリンクするのかというと、それ自体が余り意味があるのかどうかということはありますけれども、ところが、私は秋口に気になって学務課長に聞いたら、「今年は30人枠というものはありません」と。私に言わせれば「ステルスじゃないか」と言ったんだけれども、要するに、そのことによって、さらに学区域外からの、兄弟姉妹がいる子はその30人の枠の中にほぼ入れてしまったんですね。その結果、学区域外から学校に希望した人が入れなくなった。簡単に言えば、青南小学校の場合はうまく入れたということなんですが、ハードルの中をくぐって何となく入れた。ところが、赤羽小学校の場合は、三学級あったのを平成18年度は二学級にした。これも明確に地域の方々に具体的に細かく説明した中でやらないものですから、おおむね30人以上は入れなくなった。
そんな中で、結果的に赤羽小学校が学区域外から入れた方が3人、白金小学校9人。一体これが学校選択希望制という制度、仕組みの中で機能している人数なのかということですね。私はこのことについては、秋口以降、区民文教常任委員会でも取り上げてやってきたことなので本会議場では簡単にしますけれども、今後の学校選択希望制というものの制度、仕組みというものは改善の余地がかなりあると思うんですが、こういう結果に至ったことについての責任と、今後の考え方についてお伺いしたいと思います。
答弁によっては再質問か予算特別委員会でやりますけれども、一言二言は言うかもしれません。一応終わります。
ただいまのオンブズマンみなと・一票の会を代表しての秋元ゆきひさ議員のご質問に順次お答えします。
最初に、学校選択希望制の矛盾と今後の対応についてのお尋ねです。
まず、運用の変更についてです。ご指摘のとおり、昨年までは学校を選択していただくにあたり、一律小学校では30名、中学校では40名または60名の通学区域外からの受入れ上限数を設定しておりました。この方法は、入学希望が集中し、抽選となった場合でも、例えば小学校では30名は確実に入れるというわかりやすいメリットがありました。しかし、その反面、学校によっては予想を超える人数を受け入れる必要が生じ、児童・生徒にとって適切な教育環境が確保できなくなることが懸念されました。このため、各学校の施設状況などを考慮し、通学区域及び通学区域外を合わせた学校ごとの受入れ上限数をあらかじめ設定させていただきました。受入れ上限数につきましては、平成17年8月発行の広報みなとや区のホームページによりお知らせするとともに、10月以降は、入学予定の各ご家庭に学校選択希望制についてのご案内をお送りするなど、その周知に努めてまりましたが、重要な運営上の変更であることから、説明会などでのより丁寧なご説明が必要であったと考えております。
最後に、学校選択希望の見直しについてのお尋ねです。
本年度は、これまでの学校選択希望制の実施状況を踏まえた検証を行ってまいりました。この中で、制度の実施方法について幾つかの改善を行っております。しかしながら、安全安心な通学への心配や、学校と地域との関係の希薄化が懸念されています。また、入学希望者が集中する学校の場合には、施設規模などの関係からご希望を沿うことができないなど、解決すべき重要な課題があることも承知しております。今後、こうした課題解決に向け、地域の方々や保護者、学校現場の意見を踏まえながら、制度全体の見直しも含めた検討を行ってまいります。
よろしくご理解のほどお願いいたします。
自席から一言だけ申し上げさせていただいて終わりにしたいと思いますけれども、学校選択希望制に関する件なんですけれども、私はいろいろな人から聞いてということで下調べして質問しているつもりなんですが、学校関係者、あるいは教育委員会関係者等確認して聞いているんですが、赤羽小学校に関しては、少なくとも平成17年度のときに、既に二学級にするのか、三学級にするのかと。そういうことについての学校側の考え方というのも教育委員会に伝えられたというふうに聞いているんです。ところが、その問題については、来年度にまた検討しましょうということになって、平成17年度は三学級だったと。したがって、1年間、赤羽小学校のそのことについてどういう検証がされたのか、どういう対応が必要だったのかということが抜け落ちているんです。なおかつ、このことに関して、先ほどステルスと言いましたけれども、こういう運用の変更ということについて、私、請願を出すつもりですけれども、5人のお公家集団みたいな教育委員会の方々が何の意見も挟まないで、こういう制度変更をそのままうのみにされたのかということを、予算特別委員会を通じてまた議論させていただきたいと思います。