今回の福島原発事故後でもあり原発の基礎的認識、事故の(本当に何が起こっているのか)現状そして真実(裏返せば不安の軽減)等はどこにあるのか少しでもの理解になればと。
しかし読み進むうちに気がつきました。この本の初版は2007年10月10日となっているではありませんか。
そして今回の事故を受け、改訂版が急きょ、2011年5月16日付で発行されたものと思います。したがって今回の事故に対する記載はまったくありませんが今後(2007年当時)さらに起きうる事故1)原発そのものの不安定性、構造体の問題、取り扱いのむずかしさ等から起こる構造的、人為的事故、2)外部すなわち地震による直接的被害による事故3)地震により発生しうる津波等による被害等の大きさについてノストラダムスの予言以上に警鐘と今の現実がオーバーラップします。
ぜひ読んでいただきたい1冊です。週刊現代もいいですが。
31%の電力を55基の原発に依存
どうでしょうか今後10年のサイクルで(早ければ早いにこした事はないのですが)1年に10%の原発を停止、廃炉にします(5~6基)です。その間に他へのエネルギー転換をめざします。技術革新の速度にもよりますが、少なくとも31%は可能ではないでしょうか。
1年に10%(3.1%)ですから企業、事業所、工場、家庭その他、生産の仕組み、ライフスタイルの変化も緩やかに現実的な対応で行えます。
原発のない安全、安心な国をめざして。そして観光立国、美しい日本を構想したいですね。