港区の無駄使いベスト5

  1. 1: 残業代

    公務員は17時15分までが執務時間その後15分の休憩後17時30分から正式に時間外勤務(以下残業)となりす。現職中、一週間17頃より10階から1階まですべての課を廻り座席表と本人の在席(残業)を確認し、後に当日の勤務表を資料請求し照合して本当に在席していたか(2度廻ります)、残業の必要性(課長の命令)があったかなどを調査しました。
    その結果明らかになったのは残業の必要性に乏しい者、勤務表の残業時間と勤務実態が伴わない者などが多数を占めるズサンな勤務実態が明らかになりました。
    またその過程で明らかになったのが残業時間を記入するノートの存在です。ほとんどすべての課が短くても15分、ほとんどの課が30分単位のハンコが使用され17時30分を1分でも過ぎれば30分、同様に18時を1分過ぎれば1時間の残業というわけです。区には2000人を超す職員がいます。一人一日1時間としても…….。
    この時、同時に課長職全員にタイムレコーダー導入の是非についてアンケート調査も実施。結果約65%が導入に否定的?!という想定外の結果でした。調査資料をもとに議会での設置要求に区が答えたのはそれから約2年かかりました。(新規設置条例)
    (この時下記の書記長はそんなもの導入されても誰かに押してもらえばいいと組合の集まりでウソぶいていたとのことです)

    25年度決算(超過勤務手当の支給実績)6億3,688万2,000円
    26年度決算(同上)7億691万3,000円

  2. 2: ヤミ専従

    組合書記長は組合専従となり区に対して職務専念免除を申請して許可された者が職務を解かれます。
    したがってその期間は組合から給与を支給されなければなりません。ところが区では申請がないこと、担当課長も勤務実態がないことを承知の上で5年以上にわたり区から給与を支給していました。
    私の指摘に対して書記長はあわてて申請し、区は実態調査をするとして約三ヶ月を掛けて調査結果をまとめましたが金員(給与)の返還要求に対しては、返還させるべき金員は存在するがそこまではしないというものでした。
    (この問題提議後は当然ですが、組合専従職員は組合から給与を支給されるようになりました)

  3. 3: カラ出張、カラ会議  3000万円返還

    大量の偽造支出命令書それにもとずく実態のない出張や飲み食い
    いつもこういう問題を指摘されると行政は個人的(私的)な流用はなかったと言い逃れしますが、この時は情報公開で得た資料をもとに黒塗り部分の開示請求を地裁に提訴、全面開示の判決後、区は控訴を断念し返還しました。(前渡金の廃止:条例改正)

  4. 4: 閉館日にも給与支給

    土曜日開館の施設でも祝日はお休みです。しかし区では私が指摘するまで職員組合の提出する勤務表にもとずき勤務しているとされる職員に休日出勤手当を支給していました。当然、休日出勤手当の条例改正をもとめ区もこれに応じました。(勤務実態のない勤務日の手当の支給廃止:条例改正)

  5. 5: 一脚 7万5千円のイス

    区役所の職員が座っているイスです。区当局と職員組合との協議で職員をパソコンの健康被害から守るため購入されたというものですが、パソコンなど使用していない学校用務、児童館、福祉会館の職員にまで利用されています。

他にもまだ見逃せない区役所の無駄使いありますので掲載していきたいと考えております。また皆様からのこんな無駄使いはどうなっているのという情報もお待ちしております。