議員(特別職公務員)の基本的責務

全国の国会議員から市町村区議員まで観劇会やバスツアー、政治、議会報告会と称してのパーティ、茶会等一応有権者からアリバイ工作のように参加費を徴収しますが、参加した対価としては当然低い額になっているはずです。

有権者も通常価格では味わえない満足度があることを承知で参加し、そのことが暗黙の票とのバーターになっているのが実態ではないでしょうか。(参加した全員が投票行動するかはちゃっかり屋さんもいるのでそこまではわかりませんが)いずれにしても僕にいわせていただければ参加する有権者にも問題があると思います。

政治家の意図を知りつつ安ければ便乗する、というのは自分の大切な一票の価値を貶めたことになると言わざる得ません。

地方議員をしていた私も収支報告書(書式はまったく同じものです)を毎年提出していましたが、議員として正しく、克明に(必要に応じて領収書等も添付)記載し嘘、偽りのないものを提出するということは、議員として最低限の区民(国民)への義務です。
自分は任せていたので、(参加はしていたのに)提出した収支報告書については調査してみないとわからないなどというのは詭弁にすぎず、現状議員が国民に政治資金の使途を明らかにするという重要な書類(情報公開に資する)なのです。

こんなことは議員として「いろはの、い」です。

小渕氏の場合、一部の後援者から上記のような事や、出産祝いはいらないとの指摘もあったとのことですが、議員が一言「今後は政策に傾注し立法府の一員として時に行政府、同じ党内と対峙しても国民の利益を第一に優先課題に寡鰥に取り組んで行きます」と言えば済んだ事ではないでしょうか。
そしてかつて元長野県知事田中康夫氏が主催していたような井戸端懇談会の開催、本当の意味での住民の声を聞く会を開く。(私も一度だけ参加しましたが、15〜16名の参加者で本当にお茶しかでませんでした)
また内容のある政治活動報告書を会期末事に発行する等、議員自らが政治風土を変える主体的な第一義的な責任もあります。

実態日本の民主主義が今だ利益供与、便宜供与、贈収賄等で推移していることに、中国を笑ってはいられません。日本ではシステムとして巧妙に組み込まれていることに気づかなければなりません。